学習塾選び
学習塾を選ぶ上で重要なのは「外見より中身」です。学習塾自体の建物の立派さや、教室や設備の豪華さではなくそこで教えている講師の指導力や面倒見の良さが重要です。利益追求主義ではなく貢献主義で経営されている学習塾は (たとえ教室が粗末であっても) 優秀な講師が集まっていることが多いです。
ひとつ言えるのは、すぐに入れようとする学習塾は、まずダメな学習塾だということです。
さて、学習塾選びの他のポイントも抑えてみましょう。
1.学習塾を選択する前に
チラシを分析する
チラシの豪華さは、学習塾の中身とは無関係です。また、何度もチラシを撒いている学習塾はチラシを何度もまかないと生徒が集まらないということになります。塾が広告宣伝費をかけすぎるとコストが上がり、その分人件費を落としたり (講師の質の低下) 授業料を値上げすることにもつながってしまいます。 あまりに折込の頻度が高い学習塾にするのは控えた方が良いでしょう。
学習塾に通っている生徒に聞く
その学習塾に通っている生徒がいるならば、どのような塾かその子に聞くことができます。チラシに書いてあることは本当か、どの学校の子が通っているか、1クラスあたりの生徒数、兄弟で通っている子は何人ぐらいいるか、講師は遅刻しないか、など聞いてみましょう。なお、一人だけでは偏った情報になる可能性があるので、なるべく複数の生徒から聞き出した方が良いです。同じ学年で、同じ程度の学力の生徒が多く見つかればベストです。
2.説明を聞きに行く前に
さて、チラシを見たり評判も聞けて、いくつかの学習塾を候補にあげることもできたとしましょう。通常は説明を聞きにいくはずですが、すべての学習塾の説明を受けに行くのは結構面倒かと思われます。その前に下見を行うことで、ある程度判断ができるので、すべての学習塾に説明を聞きに行く手間を省くことができます。
塾までの距離
中身に大した差がないのなら、近くの塾の方がいいです。家に近ければ、毎日学習塾に通うなり送迎をするにしても距離があるとかなりの負担になるものです。また、近所の塾であれば家でちゃんとした食事を取ってから学習塾に行くこともできます。塾通いのため、夕食をコンビニで済ませている子供たちを見ると…ですよね。
教室の周辺環境
落ち着いて勉強に打ち込める環境であるに越したことはありません。にぎやか過ぎる繁華街の真ん中にある塾では、「帰りに道に寄り道するな」と言ってもあまり効果がないですし、近くにゲームセンターがあったりすると、かなり困ってしまいます。父母には「塾に行って来る」と言いながら、塾をさぼってゲームセンターで遊んで、時間通りにまた家に帰る、となってしまうと目も当てられません。良心的な学習塾ならば、無断欠席すると即刻父母に電話を入れるのでこの作戦はすぐにバレますが、そうでない学習塾だと…
生徒の登下校の様子
楽しそうか、早めに来ているかなどがチェックポイント。通っていて楽しい学習塾なら、遅刻はしないものです。
3.説明を聞きに行く
無事に下見も終え、最終的にいくつかの学習塾が残ったと思います。そうなってくると後は実際に学習塾に出向いて説明を聞きに行きましょう。その際の注意点です。
教育理念
一生懸命教えてくれる良心的な塾ならば、必ずしっかりした教育理念を持っていて、講師全員にそれが徹底されています。ありきたりの答えやしどろもどろになってしまう塾はやめた方が良いでしょう。また自身の塾がいかに優れているかだけを押し出してくる塾はやめた方がいいでしょう。
塾の特徴
その塾のウリが何なのかをズバリ聞いてみてください。自塾の良いところを説明してもらい、冷静に聞いていると、セールス力で生徒を集めている塾なのか、自然と生徒が集まってくる塾なのかが分かると思います。塾の中身に自信があればあるほど、塾の責任者は、飾る言葉は少なく、しかし分かりやすく簡潔に、相談といった雰囲気で丁寧に説明してくれる。その反対に、自分の塾がいかに優れているかを、時間の許す限り一方的に話したり、すぐに入塾を勧める塾はダメな塾である可能性が高いです。
塾に通っている生徒について
どんな生徒が通っているのかは質問での必須項目です。どの学校のどの程度の学力の子が通っているか、また長くその塾に通ってい生徒がどのぐらいいるのか。などを聞いてみましょう。良い塾であれば長く通っている生徒が多いはずです。また、その学習塾に入るまでの経緯として知人の紹介などが多い塾であれば良い塾の可能性が高いです。
親への連絡について
子供の無断欠席時の対応などを聞いてみましょう。良い塾であれば当日中に連絡がきます。ダメ塾はたいていの場合、「お子さんの自主性に任せています」というもっともらしい答えが返ってきます。また、父母との面談等があるのかも確認しておいてください。最低でも年3回ぐらいは欲しいところです。
担当する講師について
誰が教えるのかということは大変重要です。どういった身分(専任なのか準専任なのか学生バイトなのか)の人が講師をしているのかを必ず確認するようにしてください。またその塾のトップの講師の授業を受けることができるのかなどの確認も大切です。
料金
塾は授業料の他にテスト料、教材費、設備費がかかってくるケースが多いです。これくらいであれば常識の範囲ですが、次から次へと諸経費がかかる塾は要注意です。良心的な塾は料金体系がシンプルです。少なくとも最終的に支払う項目と料金についてしっかりと確認しておいてください。
体験授業の有無
授業の内容に自信があれば、無料体験授業を必ず行っているはずです。やっていないならば、授業に自信がない塾か、徹底的に経費の削減に努めている儲け主義の塾。体験授業はあるが有料という塾は、たいてい儲け主義の塾なので、そのような学習塾はあやしいと考えてよいと思います。
このくらいチェックすればまあ大丈夫だと思います。
すべてを満たしていないとダメというわけではありません。
最初にも言いましたが、入塾を強引に勧めてくる塾だけは絶対に避けてください。間違いなくダメ塾です。
